このガイドでは、Google Apps Scriptを用いた実際のスクリプト作成手順をご案内します。この手順に沿って設定することで、他のIT運用システムとの情報共有や作業の自動化・効率化が実現できます。
目次
- GASを使ってできること
- 事前準備
- 外部システム連携実行手順
GASを使ってできること
アクションスクリプトでなく、GASを利用することでアクション実行をトリガーとせず、時間をトリガーとしてAPIを実行する仕組みを作ることができます。
- メール連携
- フォーム連携
- タスク自動クローズ
他にもアイデア次第で様々な連携を実現することができます。
事前準備
SmartStageのAPIを利用する場合は、下記事前準備を実施してください。
<SmartStageのAPI>
SmartStage公開APIの仕様は以下のドキュメントをご確認ください。
https://api.smart-stage.io/swagger/index.html
<外部システム連携で実行するAPIのトークン発行>
SmartStageのAPIトークンの発行
SmartStage APIを呼び出すには、認証用のAPIトークンの発行が必要です。
APIトークンの発行については、以下の記事を参照してください。
また、APIトークンは共通定数に設定することをおすすめします。
共通定数の設定については、以下の記事を参照してください。
<API実行に必要な各種ID(パラメータ)情報の取得>
ワークスペースIDの取得
サンプルスクリプトのワークスペースIDをお客様自身の値に置き換えるため、SmartStageの管理メニューからIDを取得します。
確認箇所:
- SmartStageの管理者ページであることを確認します。
- 右上にある歯車アイコン > ワークスペース設定の順にクリックします。
ここで確認できるワークスペースIDがお客様のワークスペースIDです。
データストアIDの取得
サンプルスクリプトのデータストアIDをお客様自身の値に置き換えるため、SmartStageの管理メニューからIDを取得します。
確認箇所:
SmartStageの管理者ページであることを確認し、「プロセス設定」>対象プロセス>「基本設定」の順にクリックしてください。
ここで確認できるデータストアIDがお客様のデータストアIDです。
アクションIDの取得
サンプルスクリプトのアクションIDをお客様自身の値に置き換えるため、SmartStageの管理メニューからIDを取得します。
確認箇所:
SmartStageの管理者ページであることを確認し、「プロセス設定」>対象プロセス>「アクション設定」、または「データ操作設定」の順にクリックしてください。
画面項目IDの取得
サンプルスクリプトの登録対象画面項目IDをお客様自身の値に置き換えるため、SmartStageの管理メニューからIDを取得します。
確認箇所:
SmartStageの管理者ページであることを確認し、「プロセス設定」>対象プロセス>「項目設定」>「項目リスト」の対象画面項目名の順にクリックしてください。
ここで確認できる項目IDが登録対象画面項目IDです。
外部システム連携実行手順
1. ファイル作成
1-1. スクリプトエディタの起動
Googleドライブ左上の「新規」メニュー > 「その他 」 > 「Google Apps Script 」の順にクリックしてください。
1-2. プロジェクト名の設定
「無題のプロジェクト」と表示されている部分をクリックし、プロジェクトの名称を設定します。
「Gmail連携」等、任意の名前を設定し、「名前を変更」をクリックします。
1-3. ファイルの作成
左上のファイルの横にある「+」ボタンをクリックし、「スクリプト」を選択します。
2. サンプルスクリプトのコピー
サンプルスクリプトのコピー
サンプルスクリプトをGASにペーストしてください。
各種パラメータを上記で取得したパラメータ情報に置き換えます。
※<>
は不要です。
3. サンプルスクリプトの更新
パラメータ修正後、保存してください。(保存はCtrlキー + S)
4. Gmailアクセス権限の設定
スクリプトが外部システムへアクセスできるように権限を設定します。
①メイン処理を記載しているファイルを開く
②画面上部の「実行」ボタンをクリック
③ポップアップにが表示される「権限を確認」をクリック
④アカウントの選択画面で、受信メールアドレスを持つユーザーを選択
⑤「詳細」をクリック
⑥表示された詳細内の「Gmail連携(安全ではないページ)に移動」をクリック
⑦認証画面で、「許可」をクリックして完了
5. スクリプトプロパティの設定
「APIトークン」は秘匿性の高い情報のため、スクリプトプロパティで管理します。
画面左のプロジェクトの設定アイコンをクリックし、「スクリプトプロパティを追加」をクリックしてください。
プロパティに「SS_API_TOKEN」、値にAPI トークンの発行で発行した値を設定し、「スクリプトプロパティを保存」 をクリックして完了です。
6. トリガーの設定
サンプルスクリプトがフォーム送信で実行されるよう、Google Apps Scriptのトリガーを設定します。
スクリプトエディタの左側のトリガーアイコンをクリックします。
右下にある「トリガーを追加」ボタンをクリックします。
以下のように設定することで、トリガーが作成されます。
①実行する関数を選択
②イベントのソースを選択で「時間ベースのタイマー」を選択
③時間の間隔を選択(分)を選択し、「保存」をクリック
さいごに、実際にスクリプトをテスト実行して、外部システムとの連携ができるか確認しましょう。
何かお困りのことはございますか?まずはヘルプセンターを検索してみましょう!
その他ご不明な点があれば、サポートチームにお問い合わせください。
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